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養蜂家をしている理由

素朴な疑問として、ずっと考えていることがあります。「毎日、三度三度お米を食べているけど、稲を育てて秋に収穫するまではいいとしても、その稲穂からいつも食べる 白米にするにはどうすればよいのだろう?」籾のついた状態からいつも食べる白米にするには、まず脱穀して精米しなくてはなりません。いま、この作業は機械によって自動的にされていますが、もしこの作業を自分の手でしなければ ならないとしたら...どうすればいいのか?一升瓶に米を入れて棒で突けばいいと聞いたこともありますが 実際にはやったことも見たこともないのです。もしこの方法で精米でき、白米が食べられたとしても、自分ひとり分でも相当な手間と労力が必要なことだろうと思われます。まして 家族が多ければ、その苦労はいかばかりでしょう。
主食であり最も身近な食べ物でさえ、毎日当たり前のように食べていながら、肝心なことは何も知らないで暮らしています。(私だけかもしれませんが...) 自然があってこそ、人が生きていける。誰もが知っている当り前のこと...でも街の中に生れ育ちながら、いったいどれほどのことが分るでしょうか?
人が生きていく、他のあらゆる生命も生きていく・・・自然の中で。これはいったいどういうことなのか?どうすればわかるんだろう?抽象的ですが、こんな思いのあるところにミツバチとの出会いがありました。農業・・・自然とかかわり人間の食料を生産する。その中でも養蜂は、最も自然に近く、また直接自然の影響を受けやすいものです。ゆえに、今の自然の状況、人と自然とのかかわり方の様子などを肌で感じられる仕事だと思っています。この、今送っている日常生活では当たり前でも、ミツバチたちから見ればそうでないことも多々あります。養蜂家としてミツバチとかかわる中で気付かされたこと、また、人の言葉を話せないミツバチに代わってお伝えしたい現実・事実を、このホームページに折りにふれて掲載していけたらと思っています。


ぼくは果樹園に入っていったそこでは陽ざしを浴びた木苺の実が青空の下で蜂蜜たちの羽音といっしょに歌っていた・・・F.ジャム